2019年7月号感想

さあ今月の感想。

先月から引き続きパテント問題です。わたしも先月(斜め上みながら)いったけど(書いたのは6月5日だよ悪かったよ)『状況が不安定ならパテント違反をしない国はない』問題。ちょうど今中国とアメリカがもめまくってますね。

現実の場合、パテントや特許の問題っていうのはどうしても資本力と教育水準の高い先進国が有利です。頭のいいやつに金をじゃぶじゃぶ投資して育てて金をじゃぶじゃぶ浴びせて開発させたほうが有利に決まってんですから。

ちなみに日本でももめてそうだなぁってのが再生医療で、こないだちょっと話題になった、脊髄損傷に効果がある『なんとか』とかいう技術とかはげふんごふんな国では許可が降りてないそうで。この話、どうも両国の製薬会社が絡んでるんで日本にアドバンテージ取られたくないってことらしいです。たぶん。わたし日本語しかわかんないんで感覚でものいってますけどね。

で、薬や医療関係となると、パテント問題が命にかかってくる。開発したほうが開発費回収してもうけたいけど、じゃあ命を金で選別するのかって問題にもなる。まあそれでジェネリックとか出来てるわけですが。

さて、投資もなんもせずカウプランというチートでのし上がった帝国。パテント死守は大命題なわけです。もともと今回の合同会議でもパテント開放を持ち出してる国はあります。

14巻で話が出てますが、パテント開放を言い出してる国(つまりパテント料を払いたくなく違反をしやすい国)で名前が出てるのは【ローデリア】【ガーラント】。このうちガーラントは今月号に登場してますね。

ローデリアはいないでしょう。セッティエームの頭が切れすぎてやばすぎる。そうするとガーラントをもってくるのが最善手なんでしょうね。

ガーラントの通訳は帝国と通じてんじゃないのか、という話は聞いたことあります。私は露程も疑ってなかったけど。私の目はリハクの目っすな。さて、ガーラント通訳は見事裏切ってきたわけです。どうでもいいけどガーラントっていうと銃しか連想しねえ。

ちなみにガーラント通訳が疑われた経緯ですが、ジャガーノートが発動して情報部側が偽情報流した時(コミックス20巻)『私は母国で工廠運営の一部を任されておりまして  機構兵器にはわずかばかり見識がございます』と帝国のためにと弁護したからです。

いやもう、今読み返すと見事なまでの伏線。工廠運営ってもろやん。見破ったやつは半端ないな。

今月のガーラント通訳の顔がすげえ嫌味で、まだ全部テロリストが排除されたわけでもないのに後ろから突き落とされる心配しとけって気がしますけど。彼にしてみれば、あんなに素晴らしい電信やパテントがこんどから研究で使い放題って考えで舞い上がってるんでしょうなあ。

しかし今回亡命した人、帝国工房派ともめそうですな。

快楽堕ちの高級な言い回しがソーシャルハックなんだろうか

今月はわりとイベント盛りだくさんで、裏切った国はわからずともメヒムくんつう人が出てきました。うん……なんていうか、君すげえ偉そうなこといってるけど快楽堕ちしたよね?

ちなみにラインベルカ課長が接待してたのは14巻、合同会議三日目です。今月巻末コメントで触れられてましたが、15巻で地研会でSMとはなにかという話をした後のこと。そのあとビシバシひっぱたいたわけですな。

里ごころってなんのことだろうかと思ってましたが、裏切らせた連中の里心を断つために調教したときのドレスを着てたわけですね。ああ。あーーーーーもーーーーーーーー。女王様には逆らえないよねー。

まあ手口としてはありがちな話です。ソーシャルハックいうんがありまして、どんな硬いパスワードやシステムでも作ったやつや使ってるやつを懐柔すればいいってやつですね。ハニートラップなんてのは手口の中でもありふれてるだけあって有効で、しかもカメラで撮られてるならもうあとはねぇだろうなあ…。

いきなりSMシーンぶっこんできたのは笑うしかなかったけど。

凡人とボンクラのあいだで

辻仁成は最近料理研究家みたいなことやってますね。

さて冒頭のケルビムさん。自分は凡人である、と定義してるし、世の中の大半が凡人なら多数にあわせればだいたいなんとかなるというのもわかります。うん。そりゃそうだ。

でもたぶんケルビムさんのいう凡人が世界の基準ならわたしなんかどう考えても凡人じゃなくてボンクラ。

ところで今月もまた少尉はかわいいです。たとえ人間じゃないと凡人と思ってる天才に言われても。てなわけで今月はおしまい。円盤が楽しみです。

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