2024年12月号感想

信じたくない話なんですがもう年末です。来年なんかわたしがパンシザファン始めてから10年経ちます。まじかよ。

まあわたしは太陰暦を採用してるんでわたしの年始は2月です。

さて12月の感想。

今月も車内での会話劇が続きます。つーか先月の「伍長の発してる光って音じゃねえの」という話がみごとひっくり返されました。

見えないはずの光を見せられた、というブランバルド大佐。

脳内にBUMP OF CHICKENの『天体観測』が流れたのは秘密です。

伍長も内部のランタン機構についてはあまり知らないようですね。まあ、たぶん現在でも大学レベルの工業知識がいるでしょうから知らなくても仕方ないです。

このランタンの挙動については、わりと怪しいんですがそれはあとで。

機構上わずかな光しかでないはずだ…と
――そう聞いたそうだ
月刊少年マガジン2024年12月号 傍点略

「わずかな光」には傍点が降ってあります。ルビタグ理解してないんで省略してごめんなさい。

これは伍長の聞いた話をブランバルド大佐が聞いたという、又聞きの又聞きみたいなややこしい話です。

伍長は聞いたことを話してるだけで、自分自身の感想については話してないんですね。

そもそも1巻時点から伍長のランタン光はかなり強く、少尉ですらぞくっとしています。ランタンの光が強いかどうかを、伍長本人が自覚してるかは口にしてません。

自覚してたら怖いですよね。スイッチいるたびに洗脳される道具の挙動がおかしいとか、発狂レベルの恐怖ですよ。

ていうか伍長は「わずかな光」しか出ないはずのランタンで狙いつけて岩を撃ち抜いてるんで、どうみてもランタンが強い光を出してると自覚してるはずです。

これは1巻でトンネル工事に行った時の話ですね。

どうでもいいですけどこの頃の少尉もかわいいな。TRPGの挿絵にいそう。

話を戻すと、ランタン光は設計時より強くなっている、ようです。

ようですって言ったのは、やっぱりわたしはランタンから音が出てるんじゃないかなあ、と思ってるからです。

「音じゃないって言ってるだろバカかおめーは」という前にちょっとだけ聞いてください。

共感覚ってのがあります。

わりと多い例としては、数字に色がついて見えるってやつですね。

筑波大学のサイトにいい説明があったんで引用します。

共感覚とは1つの感覚刺激から、複数の知覚が無意識に引き起こされる知覚現象のこと。例えば 『文字に色が見える』 『味に形を感じる』 『音に色が見える』 など…
共感覚判定テスト

この判定テスト、面白そうですけどFLASHなんで現在はできません。

ちなみにわたしも1つだけ共感覚みたいなもんを持ってます。

めちゃくちゃ限定的なんですが、通ってた小学校のスピーカーから音を聞くと、脳内にパステルのイメージが浮かびます。首の後ろがぞわぞわする感じ。

色はピンクだったり灰色だったりしますが、パステルを横にして画用紙にざーっとなすったイメージが脳内からどいてくれません。とても迷惑。

これ1つしかないんで、自分は共感覚ぽいものは分かる程度なんだと思います。

で、伍長たちも共感覚者じゃないかと。

音で世界を見ている。

擬似的なことはグラフィアスに乗った人たちがやってますね。立体音響で把握して戦場を走っているって。

ただ、共感覚者はこっちの世界ではわりと少ないはずです。

パンシザ世界にはスクリプターという特殊能力者がいますから、多くの人が共感覚もちなのかもしれません。

というか、この説だと、伍長がどうやってブランバルド大佐たちを把握できたかという点が説明できないんですよね。

スクリプター出しましたけど、パンシザはありえなさそうでありえそうな、ちゃんと説得力のある設定を出してくるので楽しみです。

あと余談というか。ランタンの挙動がやばい話。

13巻で伍長が地下水道で蠍たちに襲われます。あの時勝手にランタンのスイッチが入ってるんですよね。

伍長の脳内にも受信装置があるんで、もしかしたらもう壊れてて勝手にスイッチが入ってるか、遠隔でスイッチがいれられるようになってるかだと思います。

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