今月は情報量多くて、整理してたんですがおいつきそうにもないです。ブローシュ関係については週末やります。
山程、いや星の数ほどのパテント違反の罰金を指摘したのが先月です。こええ。ちなみに西南戦争の田原坂の戦いでは、一日平均で三十二万発の弾丸を使いました。西南戦争時点ではもう連発銃が使用されてますから一概には比較できませんが、たった一日で32万です。ミラスト国がどれだけ違反してたかしりませんが、軍備というレベルで行けば一日で済むはずがなく、数日分くらいは確保するでしょう。32万発くらいは確保してたんじゃないでしょうか。
ちなみに西南戦争で薩摩軍が使った弾丸は300万発。値段は45万円ちょいだそうで。当時の年間弾丸予算が200万円前後なので、32万発というのは国家の弾丸予算のだいたい10分の1くらいです。わりと死にたくなる数字ですな。この辺週末に詰めます。
ことほど凄まじい違反をやっといて、「文句がなければ許されてると思ってもしょうがない」とかぬかすミラスト国大使。痴漢の言い訳かてめぇ。
ところで次のコマのケルビムの顔、すげえどっかで見た気がするんですよ。アノニマスとかじゃなくて。似てるけどなんかどっかで見たことある。
ここで払えばよかったのにと懐柔してくるケルビム。相手の立場もわかってるよ的言い分は営業の鏡ですな。わたしこんな営業相手にしたくない。
次から、『情報技術が早すぎてパテント法整備がおいついてなかった』という問題がはじまります。君主制とからめてくるのが面白いですね。
個人的に君主制が崩れたのは銃の普及だとは思ってますが、もはやパンシザ世界では銃でなく言葉で革命が成し遂げられるかもしれない、というレベルに至っています。
情報の速さと量についても論が広がります。情報は多くてもいい情報を得られるわけではない。水のたとえはわかりやすいですね。濾過(情報の選別)をしていれば情報を得られる速度が遅くなる。
情報は操作できるけれども、情報を操作する時点でしなくてもよかった時代の君主制とは違う、という定義。これは震えます。架空歴史ものとして、『銃』でも『魔法』でもなく、『情報』で変わっていく世界を描いた作品はほぼほぼパンシザが初…かどうかまではちと言い切れませんが。サイバーパンク系にあるような気がする。
新しい時代になるまで、今少し猶予があれば、とはハーケンマイヤーさんもいってた話。そこまでかんがえ、更に追撃していくケルビム。11ページ目の3コマ目のケルビム、かっこいいですね。シワと歯のコントラスト。頭部フィギュアでみたい気がします。
そして、『罰金』の後は『本来の特許料』。こええ。ケルビムさん、インキュベーターと取引できるタイプだわ。
そこで止めたのはガーランド大使。のぞみはなんだ、と。ここでケルビムとブローシュが知り合いだったという話が出てきてます。
要望の出し方ですが、ほんと取引うまいなこのひと。自分の欲求といいながら相手に寄り添う『フリ』をしてる。どうしてもケルビムの方にうなずかなきゃならない誘導ですね。0番地区の話しも出てきました。うわあ。伍長たち戸籍貰えそうだ。
そしてしばらくぶりに見たなラフレシアの人。あとアベル。君、アカシアはどうしたの。つーかチェスやってるけどウルスラにどういいわけするか考えてるのか大丈夫か。
そして一呼吸置いて続けろというガーランド。次もあれですね、自分の都合と相手の都合を両立させる手ですね。
保有数あげて得するのは帝国ですが、まあお互いやってんだからしょうがねえだろ、というのがキモです。ちなみに証拠がなくて隔離されてる国がみたら追求しまくるでしょうしね。
23ページ!わーい少尉だ!かわいい!今月もめっちゃかわいい!
本命でラインベルカ課長が適当に金をせしめてとかいってますがそのルートはまずい。ネビュロ各国で負担するにせよ、もう莫大すぎる額です。払えない額を背負わせると暴走が発生します。
最後、これはもうペリオンになにかあるといったも同然。裏かいて潜入する国あるだろうなあこれ。かなりギリの線です。これは国をわけとかないとだめだったわけです。利害関係一致させたらあかんわ。
外交てのはこういうことだよな、と思ったところで次号。
あーあと今月ラインベルカ課長がめっちゃ美人だった。