2019年10月号追記というか雑記

適当なやつ

 今月謎が深まったので追記。というか、毎月謎は増えてるし(ケルビムの友達とか)、本編で明かされるけれども、まあ、雑記ということでご勘弁。

 さて、合同会議編で主眼となっているテロ。関係勢力をざっくり分けると下のようになる。

・銀の車輪結社(攻撃側)
  —急進派—アンチアレス
  —保守派(中立 上図では攻撃側ではあるが)
・帝国側 (防衛側)
  — 儀典局
  — 情報部

 攻撃側、銀の車輪結社急進派の目的は共和国との再戦である。ここらへん、下部組織に当たるアンチアレスとは微妙に違っている。アンチアレス側の目的は帝国の滅亡だからだ。 アンチアレス側は共和国と再戦すれば負けると考えているから、アンチアレスと銀の車輪結社急進派の利害は一致する。

 では、テロが起きる要件を考えよう。まず、戦力と人員。これは調達できた。そしてこのテロが成立する絶対要件として、『帝都防衛を担当するのは儀典局』がある。ぶっちゃけた話、軍事的に素人が揃ってた儀典局だからテロが成立した。軍部、いや情報部であれば防げていた可能性が高い。事実、情報部のケルビムやコネリーは『軍部が合同会議を仕切っていれば』といった話をしている。

 話がそれた。テロを計画した犯人を探すなら、『誰が儀典局に合同会議の仕切りをまかせたか』を探せばいい。儀典局が合同会議の防衛をしていなければ、テロがこれほど見事に成立しなかったわけだから。

 個人的には、儀典局に合同会議の仕切りを任せたのはブローシュ公爵だと思っていた。単行本13巻で、儀典局のギルマンに「軍の介入を許すな」といっていた人物である。

 ブローシュ公爵は21巻で「無線を使ったのか ケルビム」と言っている。つまり彼は無線の存在を知っているほど高い情報レベルにアクセス出来る立場にある。情報部が持つジャガーノートは極秘の計画で、ケルビムが徹底しているとまで言い切った秘匿っぷりだ。

 もともとブローシュと軍部は対立関係にある。故に、ケルビム側から対立しているブローシュへ虎の子のジャガーノートを教えるわけもないと考えていた。

 そうすると、ブローシュは『儀典局に帝都の防衛を任せる権力があり』『情報部関係者しかしらないはずの無線の存在を知っている』ことになる。この要件を満たせる立場の人間は銀の車輪結社だと考えた。考えていた。

 今月でその線は消えた。

 ブローシュが結社側の人間であると推測できるなら、ケルビムがテロの後始末を彼に任せるはずはないだろう。なぜなら、ブローシュが結社急進派でテロを起こしたきっかけの一人であれば、ケルビムの頼みを故意に妨害すれば済むからである。マッチポンプというが、マッチを持ったやつにバケツを渡しても意味がない。

 じゃあ、一体誰がテロを起こすきっかけを作ったのか。謎は深まるばかりで、これだからパンシザ読むのはやめられない。

 ていうかブローシュとケルビムは智賢會つながりだろうか。元老院とシステム近いだろうし。

 ところで13~14巻読み直したんですけど、ロングヘア少尉もかわいいですね。

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