トラックボール使ってみた

はじまりはキーボードだった。

使ってるキーボードはマルチペアリングできるやつでテンキー付きというただそんだけで取り替えたのだが、これが、まあ、私には合わない。

キーボード叩いて四半世紀、ここまで相性の悪いおばかさんは初めてですよどちくしょうなどとフリーザ様になるくらい使い勝手が悪かった。だいたい半年経てばどーにかなるか、と思ってたが、半年くらいたってもちっとも使い慣れない。

さらにむかつくことに左コントロールキーがバカになりかけている。

左コントロールキーというのは毎日のようにいじくるキーである。とにかくコントロールコントロールコントロールコントロールみたいな感じで連打する。これの反応が悪いとストレスなんてもんじゃない。なんどキーボードを窓から投げ捨ててやろうかと思ったことか。

そしてついに、ぶち切れて普通のキーボードを買いに行った。

そんな贅沢は言ってないのである。キータッチが深くて安くて無線。もうマルチペアリングはいい。2台買えばいいんだ。こんなにイライラするならもう2台買った方がましである。

というわけで新しくキーボードを買った。2台。アホだ。

ついでにマウスもかいかえようと思い、売り場に向かうとトラックボールが合った。

「肩こり腰痛になやむやつはトラックボールを買え」

どっかで読んだ知識がよみがえってきた。確かに私は肩こり腰痛眼精疲労に悩んでいる。でトラックボールも買った。

これがまた使いにくい。

三分でぶん投げそうになった。四千円くらいしたのでぶん投げるわけにもいかず、しょうがないから「トラックボール 使いかた」でググった。

出てきたブログには「30分で切れたやつはとりあえず感度を見直せ」とあった。私は短気な中でもさらに短気らしい。言われたとおり感度を直した。わりと使いやすくなったがまだなんか慣れない。

キーボードは使いやすい。とりあえずタイプミスが明らかに減った。打ちやすい。ありがとうキーボード。

しかし、私はかなうちなのである。ローマでも打てなくはないが、2打鍵して1文字とか非効率的すぎる。時代の趨勢かだんだんかなうちは消えてて、メカニカルキーボードにはかなが打ってないケースがある。

今後一体どうしたらいいのか。悩みは深まるばかりだ。

抜け毛闘争

女のくせに抜け毛に悩んでいる。

もともと、わたしの家系には呪いがあった。

「我が血筋に生まれし男、すべて四十までにハゲる」

そういう呪いである。

いやもうこの呪いから逃げおおせたものはいない。ただ一人としていない。親戚が集まるとその話ばかりしている。リアップも紫電改も章光101もミノキシジルもだめなもんはだめだそうだ。人間は打たれ強くなるものか、年をとるとうれしそうに「あれもだめだったこれもだめだった」と語っているから不思議なものである。

もっとも聞かされてる若い男はたまったものではなかろうが。

さらにこの呪いのキツいところは、若いときはホウキみたいな頭だということである。つむじがなくて髪の量が多く、ぼうぼうに伸びていくから重力に逆らって上へ伸びていくのだ。

これが、四十を過ぎると、砂漠化する。

もっともこの呪いと引き換えに、「アレルギーにかからない」「免疫力が嘘みたいに高い」「蚊に刺されても半日くらいで治る」「死ぬときはほぼ老衰」というありがたい特性も持ち合わせている。

法事でいった店でノロが出たのに親族全員ぴんぴんしていたと聞いた時には我が血族ながら驚いた。同じもの食べた人たちは七転八倒上から下から大変だったそうだ。

さて、じゃあ女には関係ないか、というと、アレルギーと免疫力に対しては恩恵をもらっている。いいところだけとってるのか畜生というが、問題はある。

冒頭でもいったが、抜け毛がバカみたいに多いのだ。

いやもう自分の髪ながら毎日やたら抜けていていやになる。枕にすごい抜け毛だ。朝起きて髪を集めて捨てて、がモーニングルーティンの開始だ。毎日掃除をしているのにごっそり髪の毛が集まってくる。私しかいない部屋なのに。

そのかわり、抜けた毛は生えてくる。やたら伸びるのも早い。大量生産大量消費のスーパーみたいな髪である。掃除がめんどうでたまらない。

育毛などはしたことがない。毛量が多いのだ。それでなくても爆発したみたいな頭になってるのに、これ以上増やしたらアフロになりかねない。

いろいろ試してはいる。実はダイソンのエアラップもかった。部屋の掃除が楽になるならという一心で買ってみたけど減ってなかった。スタイリングは楽になったけど。

シャンプーもいろいろやってみた。インドのヘナとかサポニンを含む粉とか。アロマもやったしヘアパックもした。ヘアサロン専用のやつも使った。髪の艶はよくなったし扱いやすくはなった。それだけであった。

もう諦めの境地である。致し方ないことはあるものだ。掃除したのにここに髪の毛が落ちてるとか見なかったことにすりゃいいのだ。

そして、数日前、たまたまタングルティーザーが安売りしていたのを見かけた。なんかやたら評判のいいブラシだ。安売りしてたというだけで買った。

抜け毛が激減した。

おそらく、頭皮に適度な刺激を与えるから効果があるのだと思われる。しかも髪の艶が増した。これはどうでもいいんだが、掃除が楽になるのはほんとに助かる。タングルティーザーは神である。ありがとうタングルティーザー。

マンガ飯で作るやつ

漫画読んでて取り入れたレシピがいくつかある。

LOVELESSのハムチーズいちじくサンドイッチ

多分一番作ってるのが『LOVELESS』(高河ゆん)のチーズとハムといちじくのコンフィのサンドイッチだ。

13巻に出てくる番外編に出てくる。主人公が作ってもらうサンドイッチで、材料はホームベーカリーで焼いたパンとホワイトロースハム、いちじくのコンフィにチーズ。

これは材料が良くないと美味しくない。パンは自作より職人の方が断然いい。だからちょっと柔らかめのやつを買う。

ホワイトロースハムもデパ地下に売ってる百グラムいくらの計り売りがいい。パッケージされてるやつだと雰囲気が出ない。

そしてスライスチーズ。濃いめのコンテとかを薄く切るといい。

問題なのはいちじくのコンフィである。

そんな高級なもん、近所では売ってない。

で、しょうがないから適当ないちじくジャムで妥協する。ジャムでもいいと原典には書いてある。

あとは挟むだけで終わる。美味い。甘じょっぱい幸せが口に広がる。すこし暖かめだとよい。

材料に金がかかるが手間はいらないので半年に一回くらい作る。

三月のライオンのいなりずしとブロッコリー

年に一度つくるかどうかというのが『三月のライオン』(羽海野チカ)のいなりずし。

甘くお揚げを炊いて(これの炊いたという言い方は関東人でも使いたくなる)、酢ばすとゴマと炒り卵を酢飯に混ぜたのを入れる。

これは美味しい。美味しいがつくるのがめんどい。今日日いなりずしなんかスーパーでも売っている。中身が酢飯オンリーでいやなら煮たいなりずしの皮まで売ってる。

だから1からつくるのは年に1回くらいだ。まず油揚げを買う。1枚出してまな板において、菜箸を横にしてころころ転がす。なんかパイ生地とかそばを伸してるような菜箸で油揚げをのす。まあそんな力いれてもこまるが。

1パックだいたい6枚くらいはいってるから油揚げの伸し作業を6回やる。んでもって、湯を沸かしつつ、中央から真っ二つに切る。これは関東の長方形の油揚げの話だ。正方形は三角形に切る。

切ったら椅子に座ったほうがいい。12枚になった油揚げの中に手を突っ込んで拡張するという気の長い作業が待っている。

そうしないと中に酢飯を詰められないのだ。まず菜箸で突っ込んでから拡張してもよい。

終わったころには湯が沸いてるから油揚げをざるの上にのせて熱湯をかける。油抜きだ。

これでやっと油揚げを煮る下ごしらえができた。こればかりは省略できないからしかたない。お湯、だしの素、砂糖、しょうゆ、みりんなどで甘くにつける。いつも適当にやろうとして、レシピサイトを見て、砂糖とみりんを多めにする。

似ている間にレンコンを斬ってゆでて酢蓮にする。

この辺でおそらく油揚げがいなりずしの皮に変貌してるころである。火を止めて冷ます。

ご飯に偉大なる発明品、『すしのこ』を混ぜて酢飯にする。『すしのこ』とは粉の酢と各種調味料が入った製品で、これを使うと酢でご飯がべちゃくちゃになるという悲劇をインスタントに回避できる。

気長にやりたい向きは酢に砂糖と塩いれてすし酢を作り、熱い飯に細かくかけながらまぜて片手で団扇をあおぎつつ混ぜるというサーカスじみた曲芸の習得をためしてもよい。

で、あとは炒り卵だ。卵二個くらい割って混ぜてだしの素でも入れてまぜてフライパンで炒る。ふわふわにしたかったら根気よく混ぜて空気いれとくことである。

それが終わったら酢飯に炒り卵といりごまと酢蓮を混ぜる。油揚げの皮が冷めてる頃なので、油揚げの皮を開く。酢飯を握りずし二つ分くらいに握ってそれを詰める。適当なテレビでも見ながら、つーか聞きながら座ってやるとちょうどいい作業である。

終わったら食す。甘さと出汁とゴマのぷちぷちと酢蓮のパリパリとたまごのふわふわと油揚げのしんなりといったオノマトペが口にあふれる。これと濃い緑茶があればいい。

ちなみにこれと一緒に乗ってたブロッコリーのごま油和えはよく作る。ゆでたブロッコリーにごま油と塩まぶすだけだ。下手したら冷凍ブロッコリーをレンチンしてもいいくらいである。

パンプキンシザーズのホットドッグ

最後に作るのはパンプキンシザーズのホットドッグ。これは再現しようとしてなかなか苦労した。

ナンをこねてみたりソーセージをドイツのやり方で作ってるところで買ってみたりしたが、ある日突然正解が出た。

セブンプレミアムのもちもち食感のミニナン4枚入とジョンソンヴィルのソーセージである。ミニナンがちょうどいい具合の大きさなのだ。

ミニナンをちょっとレンチンして温める。その間にフライパンにお湯をジョンソンヴィルのソーセージが半分くらいつかる程度にそそぐ。3分くらいゆでたらお湯を捨ててソーセージを炒めつけて焼きをいれる。

ミニナンとソーセージが温まったら洗っておいたフリルレタスを一枚のせてソーセージをオン。あとはケチャップでもマスタードでも好きにかけて食べたらいい。

マスタードはハインツ派だったが最近はマイユのハニーマスタードを知ってしまい迷っている。ただソーセージにはハニーマスタードより普通のほうがいい。ただし買い置きのマスタードを二種類もそろえたくないので悩む。

もちもちのナンとソーセージがとっても合う。やっぱり粒マスタードがいいのかもしれないが、マスタードを三種類もそろえたくないのが悩みの種だ。とても美味いがカロリーもこわいので、ふた月に一回くらいにしている。

新年のご挨拶グレフル美味い

新しい年のご挨拶を申し上げます。

旧年はコロナ関係なく「やってられっかボケェ」てなことがたくさんあり、氷結とかストゼロとか呑んで自棄に走りたくなりました。

ただ私ひどい下戸で呑めないんですよねアルコール。ビール350ミリ缶が南アルプス登山の山頂くらいに見える。

昔はビール一杯くらい飲めたんですが、味は好きでも肝臓が拒否ってくるんですよね。「これ毒」って。

もうね、飲んで30分くらいすると来るわけですよ。胸焼け。頭痛。かゆみ。腕とか真っ赤になったところと普通のところでマダラ描いてる。

帰る頃には吐き気。吐いたことないですが駅のホームでかがみ込んで治るの待ったことあります。ビール一杯で。

おかげさまで医者がいうところの氷結だのストゼロだののダメ人間製造液を摂取することはできません。飲んだら急性アル中で救急車コースです。お酒ダメ絶対。

とはいうものの「やってられっかぼけー!」みたいな気分にはなるわけですよ。そこでノンアルビールなんですよ。オールフリー。

酒飲む知人から言わせればあんなもん馬のしょんべんらしいんですけど、飲んだことあるんですかね。私は無いんでわからないです。

とりあえず苦くて炭酸が入ってて胸焼け頭痛吐き気かゆみがこないだけマシなんじゃ無いかと思いますね。

で去年はオールフリーとアサヒのドライゼロとか飲んでましたよ。最近結構出てるんですね、ノンアルビール。

とりあえずテッパンはオールフリーです。あんましハズレがない。ただコラーゲン入りはわたしにはあんまし合わなかったです。なんでコラーゲン入れたんだろ。

それに比べてオールフリーライムショットはいけます。普通のとライムショットが同じ値段ならライムショット選びます。

ただいつもオールフリーばっかだと飽きるんですよね。そこでたまたま見つけたのが氷結のゼロシリーズ。

さすが、ストゼロ出る前はネットでマイルドなダメ人間製造液として名を馳せただけあって美味かったです。氷結ゼロシリーズ。ただ体質に合わなかったらしくて胸焼けしたのでやめました。

最近飲んでるのはアサヒのスタイルゼログレフルです。スタイルゼロはグレフルとかレモンとか結構出てますね。

苦い方が好きなんでグレフル、レモンをよく飲んでます。

で、こないだ買い物してたとき、「なんかグレープフルーツジュース飲みたいなー」って気分になりまして。

よく考えたらノンアルのグレフルで味に慣れたんですな。しかしですよ、ノンアル系カクテルってカロリーゼロなの多いんですよ。

グレフルとか果物なのにカロリーゼロってなんなんでしょうね。気にせずに飲んでますけど一体何で出来てんだろうという気はします。

まあ、今年は美味しく飲みながら、波風立たない一年であることを願います。あとお金たくさん欲しい。小説書いて大金儲けたいし痩せてハリウッドデビューもしたいですね。皆様にもたくさんの幸せがきますように、そんなところで本年もよろしくお願いします。

しいたけの尊厳を奪うレシピ

トリュフオイルを買った。

まあここまで言えば落ちが想像つくと思うが、焼きシイタケにトリュフオイルをかけて食べたのである。

しいたけといえば出汁。しいたけと言えばうまみ。しいたけといえばグルタミン酸。

たとえ「匂いが嫌い」「触感が嫌い」「子供が嫌う食材一位」といわれても、しいたけのうま味だけは否定できなかったはずだ。

ところがトリュフオイルである。

しいたけはせせら笑ったであろう。西洋松露などにうまみがあるかと。うまみを見つけたのは我々日本人でありしいたけであると。西洋松露など香りだけの存在であうまみにおいては自分が勝ると。

ところがトリュフオイルが断然うまかった。

口の中でしいたけは敗北を悟った。自分のものであったうま味はトリュフオイルに奪われる。自分の汁もトリュフオイルのものになる。しいたけなのにトリュフオイルうめーとか言われる。舌触りも全部トリュフオイル。

世界三大珍味の前にしいたけは敗北するしかない。奪われる自身の「うまみ」というアイデンティティを前になにもできるはずがない。毎年マツタケの香料をまぶされるエリンギ以下である。なぜならエリンギは歯ごたえだけはマツタケに似てると認められてるからだ。

今しいたけに認められているのはなんだ。ただキノコであるという一点である。いや、しょうゆや黒コショウやレモン汁より存在感が薄いかもしれない。なぜならゆでたカブやブロッコリーまで美味しく食されているからだ。カブやブロッコリーよりしいたけのレーゾンデートルがない。

しいたけの尊厳を奪うには、まずホイルの上に置いてオーブントースターで火が通るまで焼く。なにもかけなくていい。そして焼けたらトリュフオイルを垂らす。醤油も少し。これでしいたけのすべての尊厳が奪われるレシピができます。

お好みで黒コショウ、レモン汁など追加するとよいと思います。醤油でなく塩で味付けてもいいですね。以上しいたけの尊厳を奪うレシピでした。

とにもかくにも気が滅入る

週末あたりからずーっと気が滅入っていて何をするにも落ち着かない。ゲームも面白くないし本も読みかけてほったらかしにしている。

暇なときはツイッターでだらだら。最悪のメンタルだ。

理由がわからない。朝日でも浴びないからか。カフェインか。寒さか。

パンシザであればいまさら落ち込んで仕方ない。やはり寒さであろうか。

給付金10万円またくれたら気が晴れるんだがなあ。

文章の練習の練習

文章の練習でこのブログを書いている。

正確にいうと「文章の練習をする練習のため」である。

とにかくへこむし面白いことがないので文章が書けない。気が付くとツイッターで一日終わってたりする。メンタルが落ちると体調も落ち、直すのに時間がかかるとかいうことになる。

しょうがないからレベルを下げた。なんでもいいから書くことにした。ちなみに日記はそれなりにつづいている。紙の日記だ。紙の日記は黒い紙に金のペンで書くとかいう中二病満載の日記でしかも魔太郎日記である。ろくなもんじゃない。

自分の品性が情けなくなってくる。

昭和のエッセイ読んでたら

キンドルアンリミテッドに入った。学生時代読んでたエッセイストが入ってたのでいくつか読んでみた。

いやあすごい。バブルでイケイケ(情けなくなるくらいの死語っぷりである)満開である。ちょっとしたことですぐ海外、すぐ出張、すぐ経費。うらやましくて死ぬ。私もてきとうなことを大金もらって書いてちやほやされたい。あわよくば講演とか出て謝礼もらいたい。

で、そういう昭和のエッセイ読んでると、時代でやっぱりちがう。似たような時代でも、とりあえず戦争経験組は一応おとなしい。つうか品がある。

戦争従事者はもちろん謙虚さがある。そりゃまあそうだろう。あんだけコテンパンにまけてしまってれば忸怩たるものがあっておかしくない。

戦争行かなかったけど体験だけした組は、男性女性で違う。男性の場合、裏に「出征できなかった後ろめたさ」みたいなのがある。のうのうと生き残ってしまった暗さのような感じだ。女性は特にない。

さて、戦中組でも物心ついたら戦後とかいう人たち。いやーもうイケイケドンドン大満開である。後ろめたさとか後悔とか自省とかそういうもんがまったくない。陽キャ大集合だ。

そういう人たちのエッセイ読んで、なんていうか、自制心は大事だよなあ、と考えた次第。そりゃあ氷河期以降と話題が合わないはずである。

コロナ始まって結構経った所感

去年の10月ごろ、来年のことなんてたいして考えていなかった。オリンピックあると電車とか混雑してめんどくさいなー、くらいだった。

んで、コロナである。

記憶だとだいたい2月頭くらいに騒ぎ初めて、あとはあっという間だった。ダイヤモンドプリンセスが一つの契機だったと思う。私は今までのように日本ならなんだかんだいいつつ水際で食い止めるだろうと考えていた。ダメだった。

緊急事態宣言あたりは必要以外で外出しなかった。買い物も近くのスーパーで済ませた。ありがたいことにインドア・ザ・インドア派なので、自宅にいること自体は苦にならない。

一度、健康診断の結果をもらいに病院に行く羽目になった。しばらく行ってなかった商業施設の中に病院はある。

ゴーストタウンだった。

こりゃあ気が滅入る。商店街の人とか気が気でなかったろう。2011年の東日本大震災の時よりひどい。あの時も物資は届かないわ停電だわで、いったいこれからどうなるんだろうと思ったが、とりあえず人は歩いていた。

つーか原発やばいときにみんなで通勤通学しててどうすんだよとは思った。

一方、コロナで変わったこともあった。テレワークの導入だ。私は縁がないが、知人友人数人はテレワークとなった。これはいいほうの改革だと思う。学校の遠隔授業も文句は出たが、個人的には悪くないんじゃないかと考えている。

というのが、遠隔授業だと通学時間と交通費がかからない。これは結構べんりだろう。私なんか大学時代片道2時間かけて通学しててなにもできなかった。これからは北海道の人でも沖縄の人でも東京の授業が受けられると考えたら、それはいいことのような気がする。

個人的には、必要以外外に出ないから、季節に敏感になった。

コロナが流行り、これから人類がどうなろうと、月は満ち花は咲くのだ。人間なんて結局たいしたことはないのかもしれない。