夏休みの宿題でこんなの出てましたね。やはり同世代人の発言は大切です。
でしたらこんな本はどうでしょう。小島政二郎「食いしん坊」
えー作者さんはかの有名な芥川龍之介さんのご友人の作家です。
この「食いしん坊」はエッセイですが、志賀直哉とか小林秀雄、菊池寛とか教科書に出てくる人が山ほど出てきます。
で、この作者さんは戦争中、大豆粕に雑草を混ぜて煮た雑炊を食べるようなことをしておりました。ここまではよくある話です。
ところが友達のとこいくと、いろんなものをご馳走になる。砂糖の入ったお汁粉。お酒。
ある時は大皿いっぱいの海老の天ぷら、そしてフライドポテトに銀シャリ。
「火垂るの墓」の節子が食べたがった天ぷらですね。
他には月一とはいえ、魚と豚肉と牛肉の中華と洋食。
そういうものを食べていたそうで。
ちなみに、友人のツテで食べてるんですが、この友人は軍需産業の人です。
戦争中でも文字通り美味しい思いをした人はいたようです。